令和4年4月1日

お客様各位

サントラベラーズサービス有限会社
代表取締役  森下一輝

さんさん電力の料金体系改定について

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てをあずかり、ありがたく厚く御礼申し上げます。

この度サントラベラーズサービス有限会社電力事業部は、2022年6月より、「さんさん電力」をご利用になられている方を対象に料金体系の改定を実施しますのでお知らせいたします。

改定の背景といたしましては、2021年に入った頃より国内電力卸売価格が上昇し、今後に於いても気象状況や昨今の世界的エネルギー不足による我が国のエネルギー調達環境の変化によって電力調達価格の高騰が断続的に発生することが見込まれます。さんさん電力といたしましても今後の安定供給と事業継続性を両立する為の適切な電力調達多様化の必要性とリスクコントロール費用が発生しています。

これら調達に関する費用の一部を賄うべく毎月の燃料調達調整費用を今後は弊社独自の燃料調達調整費の価格にて行わせて頂きます。

尚、従量料金単価については変更はございません。

■独自調達調整制度とは

火力発電の多いエリアの旧一般電気事業者の原油、石炭、LNG等の化石燃料の調達に伴い設定されている現在の燃料費調整額に加え、当社の再生可能エネルギーをはじめとした新エネルギー等の電力調達の割合に応じ新たな調整項目を設けることで、再生可能エネルギー発電のさらなる導入と経営の安定化を実現し、安定した電力供給と脱炭素を目標とした制度です。

総合調整単価 = 燃料費調整額(従来)+独自調達調整額(新設)

■独自調達調整費

 独自調達調整単価は、次の算式により算定し、毎月の電気料金に反映するものとします。

燃料費調整単価 = {(A - C) × α} +{(B - C) × β}

 A = 旧一般電気事業者燃料費調整単価

α = 当月の常時バックアップからの調達割合

B =過去6カ月の相対契約による調達価格の平均値

β = 過去6カ月の相対契約による調達割合

C = 当社の電力調達モデル単価

「旧一般電気事業者燃料費調整単価」とは、旧一般電気事業者が公表している燃料費調整額を元としており。算定に用いる基準燃料価格の1.5倍となる上限設定は適用しないものとします。供給エリアごとに定めた1キロリットル当たりの平均燃料価格が基準燃料価格を上回る場合でも上限価格を廃止し、燃料費調整単価の算定に掛かる上限を廃止します。

「当社の電力調達モデル単価」とは、『当社独自の基準により設定した、当社が電力を調達するモデル単価の額』をいいます。還元・追加請求基準値は、過去の電源価格を検証し、弊社独自に設定しております。

還元基準値および追加請求基準値の改定に関しては毎年4月1日、10月1日の年2回、基準値の見直しを行い、当社が必要と判断した場合は、その内容を改定することができるものとします。

■適用対象となるお客様

 2020年12月1日以降に当社からの電力需給を開始された需要家様

弊社といたしましては、お客様に末永くご利用頂けるため今後も環境にやさしい電力の安定供給に努めて参ります。

お客様に新たなご負担をおかけいたしますが、諸事情ご観察の上、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

敬具